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my life as a ...
by chick_pea
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緩やかに

Ume

石の上にも三年・・・な〜んて。
ただお昼寝から目覚めて、日だまりの中、まだ朦朧としているウメ嬢です。

いつも元気な彼女。飼い主としては安心しきりだったのですが、人生、猫生そんなに甘くはない。実は、小雪ちらつく3月に獣医さんからある病名を告げられてしまいました。それは『甲状腺機能亢進症』。人間にもある病気ですが、猫の場合は特に、年を取るとかかりやすい、よくある病気なのだそうです。
簡単に言うと、ホルモン値が高くなりすぎることで、いろいろな機能障害がおこるというものらしい。主な治療の一つは、ホルモン値を標準のレベルまで下げるための投薬です。

幸運にもウメ嬢は診断後一ヶ月投薬した結果、標準レベルまで戻すことができました。というわけで、以前と変わらず元気ですのでご心配なく。
ただ問題は、良くなったから薬は終わりというわけではなく、これを一生続けなければいけないのです。最初、飼い主としてはショックでしたが、それですむのであれば良かったと思うべき、と今はポジティブに考えています。猫とともに飼い主も頑張らねばいけませんね。

上述した件を経験してみて飼い主が反省すべき点は、元気だから安心と過信していた点にあります。
というのも、この病気の症状の一つに『元気良すぎ』というのがあるのです。ハイパーアクティブ化はウメ嬢の真骨頂ですからねぇ。気づけないっつーの(苦笑)。実際、元気な老猫に見えるがために病気になっているとは思わず、気がついた時にはひどい機能障害に陥っていたというケースもあるようです・・・

特に老猫飼いの方に役に立つ情報もあるのではないかと思うので、今回の経験を記しておくことにします。かなり長くなりますが、興味のある方は読んでみてください。




ウメ嬢の様子がおかしいと思ったのは、3月のとある金曜日だったでしょうか。彼女が吐き始めたのです。猫の嘔吐は時々あるので普段はそれほど心配しないのですが、翌日になるとその回数が4〜5回となる。そして次の日も・・・
そして月曜日、いつもの動物病院に予約の電話を入れると、あいにくその日は空きがないとのこと。どうしてもその日が良ければ他の動物病院を紹介すると言われたのですが、知らないところに行くのは私自身も不安だし、ウメ嬢の様子が吐き疲れはありつつもぐったりしているという感じでもなく、そこそこ食欲もあったので、一日なら待てると判断しました。

予約のとれたその翌日、ウメ嬢を連れて動物病院へ。不思議と月曜日は一回ほどしか吐かなかったので、単なる一時的なものだったかなと期待を抱きつつ。
まず体重は前回11月の診察時と比べ、200g減っていることがわかりました。この時点で飼い主少々ショック。やせている猫なのであまり気にしなかったのだけど、そんな猫だからこそ200gの減少は大きく、それに気がつけなかった自分・・・
最初、先生は私と同様、何か異物を食べてしまいそれがどこかで留まっているのではないかと思ったよう。しかしお腹のあたりを触ってもどうもその様子はない。触診がノドのあたりに及ぶと、先生から甲状腺が腫れていると言われ、血液検査をしましょうということになりました。血液採取後、ウメ嬢とともに待合室で待つこと数十分。

結果の用紙を持つ先生からまず言われたのは『良かったことと残念なことがあります』。ドキッとしました。
まず良かった点は、当初心配の一つだった老猫のかかりやすい腎不全にはかかっていないようだったこと。診察中に、前から水を飲むのが好きな猫だけれど特に最近よく飲むようになった気がすると私が告げていたからです。
そして残念な点は、T4というホルモン値が正常な数値(19-62)の2倍(129)も高くなっていると。つまりこれが甲状腺の腫れている原因で、この結果からウメ嬢は"hyperthyreosis"であると診断されました。水の飲む量が増えていたのは、この病気のせいで腎臓の機能が低下していたためです。

この病気の治療は主に二通りあると説明されました。一つは投薬ともう一つは甲状腺の腫れている部分を手術で取り除くというもの。先生が後者を薦めなかった理由は、決して難しい手術ではないけれど下手をするとT4値が逆に下がりすぎてしまい、平均値にもどすための投薬を開始しなければならないからということでした。
ウメ嬢は嫌々ながらも薬は飲める猫だったので、だったら投薬でいきましょうとなったのです。処方された薬は”Tyrazol”というもの。これを一日一回与え、一ヶ月後にもう一度血液検査をしてその投薬量が適切かチェックすることになりました。

先生の対応は結構明るいものでした。老猫にはよくある病気だし、対処のしようがあるものだからねーという感じで。だから私も先生と話している間はそれほど不安はなかったんです。
家に帰り、日本語の病名を調べてみるとそれが”甲状腺機能亢進症”というものだとわかりました。症状に関してはいろいろで、そのうちどれが出てくるかは猫によるらしく、嘔吐の他に食欲増進というものもありました。実は秋に入った頃、ウメ嬢の食欲が見るからに増えたのです。そのときは、寒い冬に備えてかなぁなんて夫と話し、その後暖冬を迎え、ウメ嬢の野生の勘も当てにならないなんてのんきに笑い合っていたのですが。あれは症状の一つだったわけですね・・・
先生と話しているときは悲観的ではなかった私も、検索でいろいろ読んでいると不安がもやもやと。ちょうどその日、夫は出張でいなかったのでなおさら心配になってきました。果たしてウメ嬢の病気は初期の段階で発見されたものなのか、それとも遅すぎたのか、と・・・

さて、投薬開始一ヶ月後、血液検査の日がやって来ました。まず体重チェックから。これは前回と変わらず減っていないということで先生から良い兆候と言われました。
そして、問題の検査結果。ありがたいことに、T4値は48、平均値内に下がってくれていました。これで、これから先も一日一回の薬の量でオッケーと。もし下がっていなかったら、一日二回に増やさなければならなかったので・・・これは避けたかったからほっとしました。その一ヶ月で水を飲む量がもとにもどっていたのを証明するかのように、腎臓のナントカという値(専門用語わからず)も下がり平均値内になっていました。
因みにもう一つ調べてもらったのは、"Tyrazol"という薬がウメ嬢の体質に合っているかどうかの血液検査。なぜかこの日の数日前から再び嘔吐が数回続いたのです。薬の副作用はないと言われていたのですが、猫によってはこの薬が合わない場合もあるので、そのための確認でした。結果は、薬に問題はなく、嘔吐原因はわからなかったのですが吐き止めの注射をしてもらったことで解決しました。
次回の血液検査は一年後です。

幸運にも良い結果に恵まれました。あとは飼い主が毎日薬を与えることを忘れないようにすることのみ(猫は教えてくれませんからね)。それを嫌がるウメ嬢も与える側の飼い主も慣れてきたので、それほどこの治療法が苦にならなくなりました。
薬がいつか効かなくなるときがあるのではないかという不安はあるけれど・・・どうかウメ嬢が長生きしてくれますように。

今回の経験はあくまで私の猫のものであり、全ての猫に同様の症状が出るわけではないし結果も然り、獣医の対応もそれぞれだと思います。あくまでこういうケースもあるのだということで、理解していただきたい。
ただ言えることは、この病気は血液検査ですぐわかるものですから、もし飼い猫の様子がおかしいなと思ったら、早い段階で診てもらうことが大切です。

長い記録を読んでいただき、ありがとうございました。
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by chick_pea | 2008-06-19 18:06
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