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by chick_pea
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三都市物語〜その3〜・オポレ

Kompot

ポーランドに行ってからもう二ヶ月以上がたってしまっていますが、まだ旅行記の方は終わっていません。まずいな・・・
前回のクラクフを経て、今回訪れた町はオポレ(Opole)です。

オポレは特に観光客がわざわざ行くような場所でもない小さなところ。そこに義祖母が住んでいるのでたずねていったわけです。私がそこに訪れたのは今回が二回目。前回にちょっと見て回ったので、今回は義祖母の家にそのまま直行。
ちなみに、オポレで何か有名なものはないかと夫に聞いたところ、日本の紅白歌合戦みたいなイベントが開催されるらしい。以上、日本人にはどうでもいいオポレ情報でした(笑)。

義祖母の家では、ランチをごちそうになりました。写真は、ポーランドで最もポピュラーな飲み物、kompot。
コンポートというと一般にフルーツの煮たものですが、ポーランドの場合は飲み物になります。旬の果物が手に入る季節には生のものを使い、冬はいわゆる日本で言うところのフルーツのコンポート(保存用)使用で。
写真では、なんだか上品な感じに写ってしまった。でも実際は、テーブルの真ん中に義祖母が作ったばかりのコンポート入りお鍋をどんと置いて、お玉ですくってカップに注いでいたのですよ。そんな素朴な飲み物です。




Rape Field

クラクフからオポレに向かう途中の景色。ちょうど菜の花が満開の時期でした。

運転手である義弟から、旧ポーランド・ドイツ国境を越えるからと言われていました。オポレは以前、ドイツ領だった町です。第二次世界大戦後、ポーランドの一部となりました。ずいぶん昔にやはりポーランドだった時があるようだけど、ドイツとも深くかかわっていて複雑な町のようなので、説明はここまでにしておきます。

道すがら、車窓を通してのどかな風景を見ていてふと、もう旧ドイツ領に入ったんだなって気がしたんです。そして、夫と義弟に聞いてみたら、その通り。風景は変わらないのだけど、時々現れる家々のデザインがいつの間にか少し変わっていたのです。
ポーランドの田舎の家って、四角っぽく屋根も平らなモノが多く味気ない感じ。それに比べると、旧ドイツの家は三角屋根で見た目がかわいらしいのです。家のメンテナンスも後者の方が幾分よかった気がしました。


Grandma's House

義祖母は敬虔なクリスチャン。宗教色のまるでない夫の実家にはないものが、彼女の家にはある。

義祖母は、ポーランド人とドイツ人のハーフ。どの町で生まれたかはわからないけれどウクライナに住んでいてオポレにやって来た。そして、彼女のポーランド人の夫に実は半分フランス人の血が入っていたことを夫と私が知ったのは、その義祖父が数年前に亡くなってしばらくしてから。このあたりのこと、義祖母はあまり話したがらないらしいので・・・
外国の血が入っていようと、二人とも根っからのポーランド人。義祖父はサンクトペテルブルクで生まれベラルーシで育ったらしいことを、今回知りました。当時はソビエト内だったから移動も楽だったのでしょう。ポーランドってほんといろんな国と接しているのだな(しかもこの国境は時代によって変わっているわけです)と実感しました。


Pyzy

ポーランド南西部で特によく食べられる料理、pyzy(ピズィ)。ジャガイモのお団子です。去年ドイツに行ったとき食べて、かなりはまったクネーデルに似てる。いわゆるニョッキ系ですね。もちもち触感がかなり好みでおいしかった〜。

おもしろいのが作り方。すった生のじゃがいもと茹でてマッシュしたじゃがいもを混ぜ合わせてから、中に味付けしたお肉を詰めてお団子にし茹でるんです。この絶妙な触感は、そんなところから来るわけですね。

ただ一つ問題が。それは、お皿に浮いている透明のソース。これ脂身たっぷりベーコンを炒めてでた肉汁なんですが、ソースとしてこれをピズィにかけるんです!!ポーランド料理ってこの手のものが多い。日本人には胸焼けしやすいです(実際しました)。
この料理は是非自分で作りたいと思っているけれど、このソースはなしって方向で。


Old Slicer

年配の方の住んでいるお宅はどこもそうだろうけど、この義祖母の家も食器とか高価ではなさそうだが古くて味のあるものがある。それを見るのは楽しいです。でも欲しそうにしてちゃだめなのだ。すぐ義祖母が「持って帰りなさいっ」って言っちゃうからね。

でも、この古いスライサーに対しては私がすっごく感動しても、くれると言わなかったな(笑)。これは義祖母の生活必需品、彼女より年上の約100歳スライサーだものね。いや欲しかったわけじゃないけどさ(でも、硬めのパンを切るのって大変なんだよね。←やっぱり欲しいのか)。
義祖母がわざわざパンとハムを使って実践してみせてくれました。スライスの幅は調節可能で、ハンドルをまわすことで刃がまわります。切れ味最高。昔は義祖父が定期的に研いでくれたらしい。それを聞いて、なんだか寂しくなってしまったけれど・・・
バブチャ(ポーランド語でおばあちゃん)、すてきな時間をありがとう。

こんな義祖母宅訪問でした。
次回はようやく最後。私の好きなワルシャワ旧市街が、この旅の最終目的地です。
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by chick_pea | 2007-07-13 01:22
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