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三都市物語 〜その1〜

Storks - 2

行ってきた先で撮った↑写真。一見、フィンランドのどこかって言ってもいい感じ?(笑)
実は、ポーランドに行ってきました。ということで、旅というより夫の実家に帰っただけじゃないかというと、今回の場合、そういうわけでもなく。旅らしくちょっとテーマを作って、過ごしてみました。

さてその自分なりのテーマについてまず説明を。
ポーランドというと、第二次世界大戦中の悲劇のイメージが日本人には最も強いと思いますが、悲劇といえば歴史的にそれよりも先に起こったポーランド分割というのもあります。三度にわたって周辺諸国に分割され、結果的に国が滅亡してしまった出来事。
私は、これを学生のときに世界史で習い、意外なほど印象に残りました。もちろん、その分割した国がどこだったのかという問題がいかにもテストに出そうだったから、というのもありますけどね。
なぜ強く印象に残ったか、その理由は「消滅するってどういうことだろう。他国に支配される国の話しは歴史上よく聞くけれど、近隣三国に分割されてしまうなんて・・・される前にその三国(ライバル同士で、ある意味もろい関係)のバランスを壊す手だてはなかったのか?もしかしてポーランド人って政治交渉が苦手な人たちなのかしら?」という疑問からでした。たかだか十代女子が教科書の数行を読んで単純に感じたことなので、あまり突っ込まないようお願いします。
ちなみに、あの巨匠・池田理代子が「天の涯まで―ポーランド秘史」という当時のお話を描いておりますので、興味のある人は読むべし。コレ読むと、ポーランド人だっていろいろ頑張ったんだなって思うよ・涙(と一応フォロー)。

そういうわけで、私の中では長年、ポーランドといえば分割、というイメージが強く残っていたのです。そして、最近知ったことなのですが、ポーランド分割を行った国の影響がそれぞれに分割されたポーランド各地域に残っているそうなんです。例えば、ロシアの領土だったことのあるワルシャワ周辺で暮らしていた夫には、オーストリアの領土だったことのあるクラクフ(ポーランドの旧首都)という街については知らない文化もある、といった感じ。考えてみたら、当然なのだけど私にはとても興味深かった。

そしてもう一つ。今回の里帰りのきっかけは、80歳の夫の祖母が夫に会いたいと言っていたから。義祖母の住む街、オポレは以前はドイツの一部だったところ。ポーランドは数カ国と国境を接しているので、こういうことはよくあるのです。

つまり、今回の旅のテーマとは「三都市をめぐりその違いを感じてみたい」です。前置きが長かったわりには、ありきたりなテーマですけど・・・7泊のポーランド滞在で、夫の実家(ワルシャワから車で1時間)に加え、ワルシャワ中心、クラクフ、そしてオポレを訪れました。

さてここで問題。写真の電柱に巣を作った鳥は、なんでしょう。



a0027495_163792.jpg
答えは、こうのとり、でした。ポーランドの田舎ではこういう風景がよく見られるそうで。家の煙突の上に巣を作るこうのとりもいます。
実は、もう一羽(奥さん?)、巣の中にいたのね。頭がちょっとだけ見えてます。


Polish Ham and Bacon

夫の実家では、もちろん肉料理。さすが、肉大大大好きな国民なだけに肉関係はほんとおいしいです。私の中にあった、ハムなんてしょせんハムって考えが一掃されましたから。
手前のベーコンは、義父にリクエストしていたもの。マジョラムと塩とニンニクをもみこんでオーブンで焼いただけなんだそうだけど、おいし〜い。今回は義母がリンゴを入れたホロホロの鴨まるごと料理を出してくれまして(鴨が出たのは初めて)、これは自分でも作ってみたいなと思いました。なんていうか肉を扱う加減が上手なんですね。

しかしながら、やはり毎日はポーランド料理無理ですな。最後の夜、ワルシャワの日本食屋で小躍りしてしまった柔な私です。
肉ばっかで野菜はおまけ?みたいなところがその理由だと今までは思っていたのだけど、問題は動物性脂肪の過剰摂取(日本人の許容量を超えている、という意味で)で胃が疲れるのだなと今回わかりました。たぶん、和風の調理で毎日お肉を食べても私は結構平気だと思うから。でも、ポーランド料理において、あの脂肪分を惜しまず使うからこそ肉に旨みが出るのでしょうね。

Polish Cheesecake

ポーランドのチーズケーキ。カッテージチーズを使っているので、さっぱり甘すぎない。


Fountains

街の中心に噴水ができていて、前よりちょっと洗練された広場になっていてオドロキ。ここら辺の資金はEUから出ているのかも。
でも残念なこともあるのです。この広場には大きな木が道に沿って何本も生えていて、開発のためにそれが全て切り倒されてしまった。夫の家族も友達もみなそれには不満だったよう。木を残しながら、広場のデザインを考えることはできなかったのか。時代の急速な変化の中で、得る物もあれば失う物もある。そして、その失う物は意外にも大きいのかもしれない。

ポーランドといえば、カソリック。立て続けにテレビドラマで神父さんキャラが出てたり、その存在がメディアに出ることが多い印象を受けました。とにかくイギリスやフィンランドとは、キリスト教の存在感がかなり違う。
夫の実家は宗教色の薄い家なので、家でそういうことを感じる機会はほとんどないのですが。でも、十字架って写真のモチーフとして絵になるよねえ。

Cross - 1


Cross - 2


Cross - 3

小さな野の花を飾ってくれる人がいるのだなと感じるだけでも、ちょっと暖かい気分になれる。


Kanban-Neko

もちろん猫鑑賞も欠かせません。こちらはお店の看板猫さんです。かわいい!!野良猫は、黒猫率がとても高かったです。やっぱり猫がいるのっていいなー。
我が家の猫らはというと、友達二人がキャットシッターをしてくれまして本当に助かりました。ありがとう。飼い主のいない間、猫らも思う存分羽を伸ばしたことでしょう。

夫の実家で二泊したあと、ポーランドの古都へ。次回はクラクフです。
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by chick_pea | 2007-05-08 05:22
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